＜パート1の続き＞

ココアにはショウガ以上に冷えを改善する効果があるといわれています。

体を温める食材として流行っているショウガと比較した実験では、ショウガより持続効果が優れているという結果が出た。また、保温効果が長持ちします。ココアが他の飲み物に比較し温度上昇の維持が長期間保たれることが分かりました。冷たい飲み物を取ることで体温は低下することになります。ですがココアだとそれほど体温は下がらないので、体を冷やしすぎずにアイスドリンクを摂取できることになるのです。冷やして飲んだとしても体を冷やさないということが明確になっています。

ココアは免疫を上昇させ、風邪の予防に効果があるということが分かっています。ココアは、培養細胞を使った実験でインフルエンザウイルスに対し高い感染阻害効果を持っていることが分かった。ＮＫ細胞の活性は、ココアを飲んでいたグループの方が上昇具合が高かった。

ＮＫ細胞とはもっとも強い免疫細胞のことです。ココアを飲むことによって獲得免疫（中和抗体価）だけでなしに自然免疫（NK活性）も増強するから、インフルエンザウイルスに感染することに対してより高い予防の効き目が期待できる。森永製菓の実験の報告です。

便の臭いさえ改善するというデータがあります。腸内で生成された悪臭の成分をココアに含まれているリグニンが吸収して、便といっしょに腸内から排出する。リグニンはこの善玉菌を活発化させる作用があるのです。そのためリグニンが腸の中に入ることにより、善玉菌が優勢になり、においの成分の発生を抑える。あるデータによると、便臭も便通も改善されたとあります。それに、ブログや関連サイトを見ても、お通じが良くなって便臭もおならもなくなった、という記事も存在します。

＜パート3へ続く＞